「野崎島」という無人島をご存知ですか? 最近、テレビの旅番組などでも紹介されることが多くなりましたが、長崎の五島列島の北東部にあります。江戸時代の潜伏キリシタンなど、キリスト教への信仰の深さのお話に心を打たれます。島民が節約をし、貯金して建てたという旧野首教会で知られています。 地震の被害にあったかのように、朽ち果ててしまっている神社を見つけました。どうやら、「恵美須神社」と名付けられていたようです。恵比寿さまは、古くから漁業の神様として、大漁の祈願に信仰されています。港のすぐ側の神社なので、航海の安全も祈願されていたのでしょう。 住宅は人が住まないと、どんどん朽ち果てていくという話をよくしますが、住宅だけでなく、土地も一緒であることを実感します。台風などの被害で、ここまで崩れてしまったのでしょうか? ここは本殿 ...
「百万遍さん」と地域からも親しまれている浄土宗の大本山のひとつ、知恩寺があります。京都大学のすぐ近く、若者も多いこのエリアで、ひと際目立つ人の出入り…。ここ、百万遍知恩寺では、毎月15日に定期市(フリーマーケット)を開催しています。 毎月15日に、手づくりのフリーマーケットが開催されています。全国から出店希望者が約350店舗も集結し、午前9時〜午後4時まで、約1万人の来客があるという、この手づくり市。この日も、境内を埋め尽くす、人、ヒト、ひと…。毎月開催されているにもかかわらず、この盛況振り!きっと、地域の人々に愛されているフリーマーケットなのでしょう。 市内のちいさなパン屋さんや御漬物屋さんもこの日は、出張営業。特に、おいしいパンが多い京都。お店から商品が届いた瞬間に完売するという大盛況。いつもとは異なった雰囲気で ...
わたしが、東大寺でもっとも?二番目かなー?好きな場所。 それが、戒壇堂です。東大寺の戒壇堂といえば、唐招提寺の開祖としても知られ、数回の航海を経て、失明してまでも唐から渡ってこられた鑑真和上。鑑真和尚は、日本の出家者に戒律を授け、正式な僧として認められる戒律の制度を整えました。 現在、東大寺の戒壇といえば、Sクラスの仏像スターが安置されていることで有名です。 修学旅行や、なんとなく奈良に旅行すると、大仏殿の盧遮那仏のみでスルーされがちですが、通常拝観可能な仏像としては、やはりわたしの中では、ここがナンバーワン。 高校の日本史の教科書で、お馴染みの「東大寺戒壇院の四天王像」。たしか、天平文化の代表的な彫刻として習ったような記憶があります。そのなかでも、特に紹介されるのが、広目天。俳優の中尾彬さんに似ていると話題にもなりました。 「おと ...
午前のみ、博多滞在。どこか、いいお寺はないだろうか… 寺町という地名もあるほど、お寺が多いという博多ですが、なにか特徴があるところに行ってみたい…と出逢ったのが、こちら。 真言宗の東長密寺。九州の真言宗の教団の拠点寺院で、九州八十八カ所の第一番霊場です。博多の魅力という観光サイトによると、「弘法大師が、日本で最初に創建したお寺」と記載されていますが、それにしては、わりとこじんまりとしています。「弘法大師が○○○した△△△」というエピソードが日本中に多すぎて、なんだか、しっかりこない私です。 新しいであろう、仁王像。持国天と多聞天でしょうか?キレイめなので、結構好きです。 境内に入ってみると、広々としていて、真言宗の寺院では、おなじみの五重塔もあります。こちらは、平成23年に創建されたということで、やはり新しい五重塔。 五重塔の相輪が、金ピカ。観光で寺社をめぐっていると、重要文化財などの歴史が深い五重塔に出逢う機会が圧倒的に多いので、このように新しい五重塔は、逆に新鮮だったりします。博多の街中に、突如ぽっかり現れる五重塔。 ちょうど2月の中旬ということで、太宰府同様、とても可愛らしい梅の花に出逢いました。 今まで、梅のお花見に行ったことがなかったので、紅白梅を揃って、鑑賞するのは初めてです。まだまだ冷え込む2月ですが、この日の昼間はポカポカ陽気の晴天。まるで笑顔で嬉しそうに、花をひらく梅の姿。わたしの顔もほころびます。 さて、今回の目的は… THE ...