西明寺。

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高雄山 神護寺、栂尾山 高山寺とならび、三尾の名刹の一つとして知られるのが、ここ槙尾山「西明寺」。
天長年間(824〜834年)に弘法大師の高弟 智泉大徳が、神護寺の別院として創建したことがはじまりです。智泉大徳は、弘法大師より「密教の事は智泉に任す」と云われるほど、聡明な人物であったと云われています。


神護寺からは、10分ほどでしょうか?
清滝川のせせらぎに耳を澄ませながら、山々の紅葉を眺めます。



指月橋からの景色も美しく、川沿いには紅葉を描く人たちの姿のありました。今回は、川には降りませんでしたが、川からの指月橋の景色も美しいようです。


参道を行くと、まもなく西明寺。


風情のある山里のお寺が、顔を出します。


もみじも然ることながら、スギの迫力も負けていません。高野山を思い出すような、ずっしりとしたスギ。


灯籠の穴を覗いてみると、こんな画を撮ることができます。自分の目がカメラのレンズと思って、アングルを探していると、新たな楽しみを発見できます。そういった意味でも、お寺は、ほんとうに面白い場所です。外国人の方々の撮影方法は、結構斬新なアングルだったりするので、コソッと真似てみたりします。



こちらの本堂は、第5代将軍 徳川綱吉の母 桂昌院が寄進されたといわれています。
そのため、西明寺の屋根瓦には…


三ッ葉葵の御紋。この御紋を見かけると、なぜか気分があがるのはわたしだけでしょうか?

本堂をお参りし、くるりと庭園にまわってみると…



見事なもみじの庭園。小さな庭園ですが、これが逆に山里らしくて、ゆっくりと鑑賞できます。計算し尽くされたもみじの配列に、息を呑みます。


このように、皆さん、腰をかけてゆっくりと時間を過ごしています。
京都市内もよいけれど、すこし郊外に出てみると、グンと人の数が減って、ゆっくりと京都の紅葉を堪能することができます。わたしは、郊外をおすすめします。


さて、境内を散策してみましょう。


お天気雨が降って、またもみじに色鮮やかさが戻ってきました。いろんなもみじの姿に魅了され、西明寺もみじ撮影会がはじまってしまいました。






今回、高雄に来て、はじめて知った西明寺。
広すぎず、程よい境内ともみじ。そして、所々に並ぶ灯籠。鐘楼もあって、お寺のいいよころがキュッと詰まった素敵なお寺でした。

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