岡寺。

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仏像好きなら、一度は訪れてみたい「岡寺」
日本最大、最古の塑像でつくられた「如意輪観音さま」がご本尊として祀られています。


奈良時代の末に細作されたといわれている、巨大な如意輪観音像は、日本三大仏にもあげられており、高さは4.85メートルに及びます。

ちなみに、日本三大仏はすべて奈良なんです。

・東大寺 毘盧遮那仏(銅像 約15メートル) (奈良市)
・長谷寺 十一面観世音菩薩像(木像 約    (桜井市)
・岡寺  如意輪観音菩薩像(塑像 約4.85メートル)

寺伝によると、弘法大師が日本・中国・インドの土を以て造られ、それまで本尊とされていた金銅の如意輪観音菩薩像が胎内に治められていると云われています。

出典:http://www.kokufuku.org/archives/03/36/

通常、如意輪観音像は六臂(6本の手)で片膝を立てた思惟スタイルの像が多いのですが、岡寺の本尊さまは二臂で、右手は施無畏、左手は与願印を結び、結跏趺坐スタイルで安置されています。


今回は、年始早々の参拝ということで、お正月のお飾りで、着飾られた山門や境内。駅からも距離があり、山の中腹であるにもかかわらず、多くの参拝客がいらっしゃいました。

それもそのはず…
ここで、初めて知ったことが、岡寺は「日本最初のやくよけ霊場」との文字が…。



663年、草壁皇子がお住まいになっていた岡の宮を仏教道場に改め、義淵僧正に下賜されたことが岡寺のはじまりです。この義淵僧正は、東大寺の基を開いた良弁や行基など、奈良時代の仏教を興隆した多くの先駆者の師として、知られています。

当時、この寺の近くに農地を荒らす悪龍がいて、その悪龍を法力によって、池に封じ込めたこのが義淵僧正と云われています。岡寺の正式名称「龍蓋寺」もその伝説から名付けられています。今もその龍を封じ込めた池は、本堂前に残っています。



「災いを取り除く」という伝説がいつしか信仰に発展し、鎌倉時代の観音信仰に厄除け信仰が加わったことから、「日本最初のやくよけ霊場」と呼ばれるようになりました。

しかし、ネットで調べてみると、日本最古のやくよけ霊場といえば、圧倒的に「松尾寺」がヒットします。どちらが正しいというわけではありませんが、西国三十三カ所の第七番札所としても指定されていることもあり、岡寺は今でも観音信仰の印象が深いようです。また、松尾寺は「女寺」、岡寺は「男寺」と区別されることもあるようです。

さて、実はこの年から「後厄」とされていた私。
このタイミングに「日本最古の厄除け霊場」に足を運んだことは、仏さまからのお導きであろう…と「厄除け供養」をして頂くことにしました。




お申込書を提出し、しばらくすると、本堂へご案内がありました。
規模の小さな本堂ではありますが、ご本尊の如意輪観音菩薩さまの大きさに圧倒されます。土で造られた、白い素朴な塑像。ふっくらとした体格が、寛容かつ貫禄のあるどっしりとしした観音像です。唇に残る紅色が美しく、でも、なぜか男っぽい印象を受けたのが特徴的でした。



和尚さまに、般若心経と妙法蓮華経を読経して頂きました。厄除け供養は、お布施の値段によって、供養の仕方が変わります。一番高額な納付であれば、お札は1年間本堂に安置され、毎日供養されます。わたしは、1週間の供養をして頂きました。

1週間、本堂で読経と共に供養されたお札が家に届きます。また玄関などに貼るお札も同封されており、お札のお祀りの仕方も丁寧に書かれていました。1年間、同居の友人たちのお祓いも込めて、いい1年のスタートが切れたような気がします。



1年後には、お祓いの御礼詣りに、また来年岡寺を訪れたいと思います。
自転車で、飛鳥の諸寺をめぐりながらの岡寺参拝。PCやスマホなどから離れ、自然や清々しい空気を肌で感じながら、ゆっくりと「生きる」ことを感じる時間。こんな時間がもてることに幸せを感じ、また「ほんとうのしあわせ」って、こういう地球と繋がることだなと改めて思いました。


【日本最初のやくよけ霊場 岡寺】
□ 拝観時間    8:00~17:00 *12月〜2月 8:00~16:30 
□ 拝観料金 400円 
□アクセス  近鉄 橿原神宮前駅東口より奈良交通バス「岡寺前」下車、徒歩5〜10分。

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