京の冬の旅も終わりを迎えようとする3月半ば、京都東山花灯路が始まります。 東山に風情ある社寺仏閣や参道に、LEDの灯りが点され、より美しさを増します。 昨年、清水寺の千日詣りのライトアップの美しさに魅了されたわたし。 歳を重ねたせいか、クリスマスイルミネーションや高層タワーからの夜景に感動も薄くなり、「ただのライト...」くらいにしか思わなくなり、足を運ぶことすらなくなりましたが、京都のライトアップは、別格...。 ライト(光)の綺麗さではなく、光に照らされた建物やお庭、景色が美しい。 昼間の美しさとはまったく異なる、新たな表情。 現代だからこそできる、時代を超えた見事なコラボレーションが魅力です。 限られた時間と、なかなか落ちない陽にソワソワしながら、東山をうろうろするわたし。 やっと陽が落ちたときに、偶然居合わせた「青蓮院門跡」。 青 ...
新緑芽吹く京の朝。 どうしても、やってみたいことがあったわたし。 心躍らせながら向かうは、「建仁寺塔頭 両足院」。 臨済宗総本山、京都五山のうちのひとつでもある建仁寺の境内に位置する。 境内の中央すこし北、素通りしてしまいそうな、こじんまりとした入り口がある。 集合時間の8時30分までに、10人ほどの参加者が集い、お坊さまが案内をしてくれた。 まだ少し肌寒い朝。本堂の板の間の冷たさが、緊張感を誘う。 ここで、わたしがどうしてもやってみたかったこと... そう、朝の坐禅体験。 まず、ご本尊さまにお焼香をして、朝のごあいさつ。 この有り難いご縁を、仏さまに感謝の意をお伝えします。 その後、臨済坐禅のお作法について、お坊さまから手ほどきを受けます。 臨済坐禅は、壁を背に、結跏趺坐(けっかふざ)もしくは半跏趺坐(はんかふざ)を組む。 そして、手のひらと ...
わたしが京都を訪れる目的は、やはり、「寺院めぐり」である。 日本の歴史とともに、お寺の歴史があり、国の政にも深く関わる諸寺院。 特に長い間、国の中心であった京の都の寺院は、壮大で奥深い。 寺院の信仰、歴史、役割、庭園、仏像、建物...。すべてにおいて、風光明媚。 そのため、いつもメインの拝観寺院を決めてはいるもの、その周辺を散策しながら、自分の好きな御寺を探している。 ここ雲龍院も、何気なく訪れた御寺のひとつ。 東福寺から民家を抜け、20分ほどあがると、泉涌寺の境内の裏に、雲龍院はありました。 建物自体はあまり大きくなく、こじんまりとした隠居寺院といった印象。 1月14日の泉山七福神めぐりに向けて、慌ただしく準備が進められていました。 いつもは台所にいらっしゃるという「走り大黒天」さまもこの日ばかりは、本堂龍華殿へのお披露目のため、少し場所を移動して...。 なぜか、とても勇ましく、激しいお顔立ちの大黒天さま。 大黒天さまと言えば、俵の上に乗り、大きな袋を担いで、にっこりと優しい笑顔。 玄関や台所で「食物・財福」をもたらす七福神の神様として、有名です。 ...が、ここの大黒さまは何だか異様な雰囲気。ちょっと怖い...。 そして、この雲龍院のすばらしいところは、幾つもの生きる絵画。 まず、一番はじめにお目見えするのが、蓮華の間の「しきしの窓」。 この4枚の襖窓、見事に揃ったこの絶妙なアングル。 この襖を配置してから、庭園を作り込んだのか、いや、作り込んでもここまで揃うか。 でも、ひとつ言えることは、お庭に相当、御丁寧に手をかけ続けているということ。 ひたすら、「はぁ〜。」と感嘆の溜め息と共に立ちすくむわたし。 近づきすぎると角度が変わってしまうので、レンズを通して、じっくり鑑賞。 1枚目は、椿。 花は咲き乱れたところを想像するだけでも、うっとり。 2枚目は、灯籠。(うわー。。ピントが合ってない…) 後方に映る枝は、梅でしょうか? 3枚目は、楓。 すっかり葉が落ちて、ちょっともの悲しい冬の姿。 きっと秋には、煌々と赤い紅葉で人々を魅了することでしょう。 4枚目は、松。(これもやってしまってますね。。わたしの力量不足。) 冬=松。1月でとても縁起がよいのに、うまく表現できず…。 でも、この枝の少し垂れ下がっている姿。こうも美しく窓におさまるのかと思うと圧巻です。 こちらは、境内6カ所に置いてある「煩洗石」。 ...
1月8日〜1月12日は、十日ゑびす。 商売繁盛を祈願して、毎年行われる大祭で、福笹を求めにたくさんの人々が訪れます。 七福神のひとりで、福の神として親しまれている「恵美須さん」。 右手には釣り竿、左手には大きな鯛を持ち、漁業の神と言われています。 ここ、京都ゑびす神社は、兵庫の西宮神社、大阪の今宮神社と並んで、日本三大ゑびすと称され、「えべっさん」の名で親しまれています。 さて、この十日ゑびす。 関西では有名とのことですが、関東ではなかなか馴染みの薄いお祭り。 恥ずかしながら、わたしはこの度、はじめて「十日ゑびす」を知りました。 なぜ、十日なのか...。 これは、えべっさんのお誕生日が1月10日と言われているそうで、その由来から毎年盛大なお祭りが行われているそうです。 いつもなら、なんてことない大和大路通。 この日ばかりは露店が軒を連ね、福 ...