【第七十五番】威徳寺(赤坂不動尊)。

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赤坂見附駅からすぐ。一ツ木通りに、ドンと構える“赤坂不動尊”。
職場が赤坂ということもあり、とっても身近なこのお不動さん、なんと御府内八十八カ所の札所でした。いつも通っている道というのは、「いつでも行ける」という意識が働き、実はなかなか足を踏み入れないものだったりもします。



この日は土曜日の朝ということもあり、普段はサラリーマンで賑わう一ツ木通りもこの日は人がまばら。いつも思うのが、この雰囲気が東京っぽい…。雑居ビルが立ち並んでいるのだけど、少し歩くと、都市開発として造られた大規模な高層タワーや商業施設が現れる。新橋も虎ノ門ヒルズがあるし、銀座も丸の内の高層ビル群があるし、新宿も歌舞伎町から西へいくと、副都心の高層ビル群があります。ここ赤坂もこの通りをまっすぐ歩くと、TBSを中心とした赤坂サカスが登場します。わたしとしては、この景観をまったく無視した都市開発に、ん?と疑問を抱くのですが、外国人にとってはそれが日本の面白さらしい。

話は横道にそれてしまったので、元に戻しましょう。
赤坂不動尊の入り口は、こんなかんじ。

  
ちょうちん並んで、おまつり気分。笑
赤坂の街を支える、商店の皆さんがここのお不動さんを大切にされているのが良く分かります。
とっても目立つアプローチなので、本堂がとっても気になります。


実は上がってみると、境内はこじんまりとしていて、お寺の境内というか、街のお稲荷さんのような感じで、お堂がありました。本堂の広さも10畳くらい?でしょうか。御府内八十八カ所の札所の中でも極めて小さなお寺です。ここのお坊さんは、女性の方でした。「どうぞ、お参りなさってください」とやさしくご案内をしてくださいました。

境内には、お不動さんも…。



こちらもこじんまりとしていて、本来であれば忿怒の恐ろしい形相の明王さまですが、どこか愛らしく、赤坂の街の人と一緒に、わたしたち働くモノ達を見守り続けてくださっているようです。



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