【第六十九番】宝生院。

, , No Comments



わたしの「江戸御府内八十八カ所めぐり」記念すべきスタートは、こちらの宝生院。
増上寺での寺社フェスを終えて、まずは三田界隈の寺院から巡礼をはじめました。

頼りとなるのは、「東京お遍路 大江戸めぐり」という本と、携帯電話の地図。
図書館で見つけたこの本。地域別に寺院が掲載されており、可愛らしいイラスト付き。
はじめてのお遍路で、若い女性にとても読みやすい一冊です。

お遍路というと、どうしても第一線を退いたご年配の方々のイメージが強いのですが、
この本と一緒なら、なんだか安心です。

そしてお供には、スマホとipad。
住所を入力して、目的地に向かいます。GPSで位置情報を確認しながら進めるのは便利です。

しかし、第一目的地の宝生院。
たぶん地図上では合っているものの、まったくそれらしい建物が見つからない…。
しかも、ひと山登っているので、これまた辛いかんじで…。
どうやら、この山の下だったようで、出だしから道を間違えてしまうという前途多難なスタート。
まぁ、そんなことも楽しさの一部であります。


山の下に降りてみると、やっと見つかりました。
瓦屋根に漆喰の壁。こぶりな本堂とその横には母屋。
休日の午後、人気のない小さな寺院は、ちょっとどうしたらよいかわからない…。

でも、ここで行動しなければ、一向に巡礼が進まない…ってことで、
思い切って、母屋に「ピンポーン」。
すると、女性が出てきて、対応をしてくれました。

待っている間に境内の散策。
真言密教ならではの、梵字。そして、とても味わいのある漆喰の欄間。
明治期くらいの建物でしょうか?とても素敵です。





スタートは、もちろん高野山別院でしたが、記念すべき1つ目。
これから86か所、地道に根気よくお参りを続けていきたいと思います。




0 コメント:

コメントを投稿