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【第六十番】吉祥院。

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言問通り沿いに佇む、管理の行き届いた美しいお寺。小さな敷地に広がる日本庭園は、5月らしく、力強い緑に染められていました。 この写真。 左をよく見てみると、今年のタケノコが「竹」に成長しています。 まだまだ先には、皮が残っていて、これから夏にかけて剥けていくのでしょうか?都内で、まさかこんな光景に出逢えるなんて、ちょっと得した気分。 日本の草木と建物の風情を感じながら、遍路散歩を楽しむ…。「とても贅沢で、ありがたい」 訪れる札所の数が増えるたびに、思いが深まります。 「 「東風茶美」???調べてみましたが、わからず・・・。うーん、まっいっか。常に理由が知りたくなって、質問したり、調べたりするのが「癖」になっているわたし。ただただ、「ふーーん、そうなんだ。」って受け入れることも大切なような気がしている今日この頃です。     ...

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【第四十三番】成就院。

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こちらも一見すると、素通りしてしまいそうな、邸宅のたたずまい。 浅草には、「成就院」という名前のお寺が2つあります。 区別するために、こちらは通称「百観音成就院」と呼ばれています。 なぜ、百観音? 江戸時代には、百体の観音さまが祀られていたと言われていることから、このように呼ばれるようになったのでしょう。 現在は、聖観音さまが祀られているそうです。 本堂は、とても可愛らしいポップな色づかいで、まるで北欧家具のよう…。 春なのに、手前の紅葉のような葉が真っ赤に色づいて、なんだか不思議。 門からは見えないこの御堂。 入ってこないと、この可愛らしさには巡り会えないと思うと、なんだかニクい演出(?) 境内には、人懐こい「野良猫」ちゃん。 お寺って、飼い猫も含めて、「ねこ」率が高いような気がします。 東京の他のお寺 ...

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【第六十一番】正福院。

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この手の門構えのお寺、ホントに多い…すぐにブログに反映しないとダメですね… 延命院と、かなり間違えやすい正福院。…いうか、間違えました。 こちら、小さな境内ではありますが、とても興味深い石仏がいらっしゃいます。 なんだか気になって、ついつい立ち止まってしまいます。 ちょっと珍しい? 関西ではなかなか見かけないけれど、関東圏で見かける白衣観音。 以前に、ご紹介した「大船観音寺」の大仏も、白衣観音さまです。 白衣観音さまの袈裟は、僧が切るものではなく、在家が着る白い袈裟を羽織っていることから白衣観音と呼ばれているそうです。 また、こちらの観音さまは、通称「マリア観音」と呼ばれており、隠れキリシタンの方たちが、マリア像として崇拝されていたと言われています。 長崎にも多く点在しており、五島列島にも有名な白衣観音さまがいらっ ...

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【第六十二番】威光院。

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モダン… 。 ちょっとカッコよすぎやしませんか? と、問いかけたくなるような最先端のデザイナーズ寺院。 こんなに洗練されてしまうと、ちょっと近づきづらい気持ちもありますが、そろそろご朱印慣れもしているので、まずは中に入ってみます。 なんだか、青山の根津美術館に似た雰囲気です。 日頃は、不動産の仕事をしているわたし。やはり気になるのは、設計…。 調べてみました...。 どうやら、こちらの設計は、竹山聖氏率いる設計組織アモルフ。OXY乃木坂や強羅花壇の建築などで受賞歴もある有名な建築家。 京都大学の准教授でもあり、著書も多数あるようです。 どうやら、こちらの威光院は、2012年に竣工。日本の現代建築らしい造りです。 ちなみに、建て替え前はこんなかんじ。  → 参考:今御朱印研究室 明治っぽい?異国情緒のあるピンクの柱。 こちらも素敵です ...

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【第五十一番】延命院。

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浅草の住宅街のなかにひっそり佇む、こちらの延命院。 東京のお寺の多いこの門構え。あまりに似ているお寺が多いので、一気に複数周ると記憶が曖昧になります…。 一見すると、とても静かな個人の邸宅のようですが… 中へ進むと、瓦葺きのスタンダード?な本堂がありました。 こちらのお寺も清掃が行き届いていて、季節の鉢植えも大事にお育てになっていることがうかがえます。 そして、閉まっていた本堂の扉をわざわざ開けてくださいました。 ここでも、お大師さまへの感謝の気持ちを込めて、般若心経を唱えます。 寺院めぐりをして、いつも思うこと…。  境内に入ったときの、空気の切り替わる瞬間。巡るたびに、体の中から感じる浄化の感覚。 この心地よさが、日頃の自分自身の軸のブレを治してくれている気がします。 ...

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【第四十五番】観蔵院。

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日本舞踊?お茶?生け花?の先生のお稽古場兼ご自宅かと勘違いしてしまうコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物。 お寺というと、やはり瓦葺きの御堂のイメージが強いので、なかなかこのモダニズムが浸透しないわたし。 でも、この近代建築が、いかにも「東京」というかんじがするので、「あー、東京の寺院めぐりをしているんだな」と改めて実感する時だったりもします。 コンクリートの冷たさのなかに、きちんと植栽や石仏などの設えが施されていて、 東京ミッドタウンなどの、日本を代表する近代建築に近いものを感じます。 わたしは自然の古くて、すこし寂れたかんじより、こういう洗練されたほうが好きだったりします。 さて、中にお邪魔すると、とても優しい奥様がお出迎えをしてくれました。 「若いのに、偉いねー」と褒めてくださる奥様。 寺ガール?御朱印ガール?が増殖しているものの、マニアッ ...

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【第八十二番】龍福院。

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重厚な山門が、かなり入りづらい雰囲気の…龍福院。 こちらは、木版浮世絵師の最後の人と言われている「小林清親」氏のお墓があります。 美術史にまったく疎いわたしは、分からず…。 結構、いろんな大学や美術館に作品が展示しているようです。 江戸末期〜大正にかけての浮世絵なので、明治維新以降の近代的な建物などが表現されてるのが、浮世絵のなかでは斬新なかんじがします。 ちょっと躊躇してしまうこの鋼鉄の山門。 しかし、せっかくここまで来たのに引き返すわけにはいかない! そーっと門を開けて、中に入ると…やっぱり不審がられました。 御府内めぐりをしている旨を伝えると慣れているのか、すぐに対応してくださいました。 あまり歓迎されていない様子でしたが、わたしも元々は寺族なので気持ちはよくわかります。 瓦葺きの屋根とてっぺんの塔は、す ...

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【第七十八番】成就院。

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小ぶりなビルが建ち並ぶ通りに、異質な雰囲気を漂わすのは、やっぱりお寺。 清掃が行き届いていて、本当に大切に管理されていることがうかがえます。 この田原町〜稲荷町にかけての界隈は、寺町になっていて、真言宗の寺院以外にも、曹洞宗、日蓮宗、浄土宗などの多くのお寺が混在し、迷いやすいのですが、こちらはとても分かりやすい場所に位置しています。 境内は、緑と季節の花々に囲まれ、とても清々しいです。 この日はつつじが満開で、お堂に絶妙な差し色が入って、撮影の楽しさがグンと増します。 こちらでは、本堂のほかに、弘法大師堂があり、こちらをお参りしてくださいとのこと。 お大師さまに想いを馳せて、ふーっと深呼吸をすると、格子のガラスに映る境内の景色がとても美しい。 東京の雑踏とパソコンばかりを眺める毎日ですが、こういうふとした風景に、生きていることの喜び ...

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【第七十二番】不動院。

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東京メトロ銀座線 稲荷町から田原町にかけて、浅草界隈の札所が九ヶ所あります。 とりあえず、この日の予定は、田原からスタートして、ぐるっとまわってから、芸大美術館の法隆寺展に行こうと思います。 そんなわけで、まず一番最初は、駅から一番近い不動院。東京らしい小さなお寺です。 町の寺子屋塾のような玄関には、やさしいご住職と息子さんと思われる小学生の少年。 一生懸命書道の練習をしていました。 その横で、サラっと御朱印を書いてくださるご住職。 この何気ないお寺の日常感が、まるで私の小さな頃を投影しているよう。 御朱印を書いて頂いている間に、わたしは本堂へ。 普段は地域の檀家寺院かと思われるこのお寺の御本尊は、明王さま。 やはり、不動院という名のとおり、お不動さんです。 数珠を取り出し、手を合わせると、自然に般若心経が声に出るわたし。 高野山別院で御朱印帖を見つけたから…と軽い気持ちで始めてしまった御府内八十八カ所巡り。 でも、実際に巡礼をはじめると、ただのスタンプラリー的なものではなく、 きちんと本堂の御本尊さまをおまいりして、身を浄める?ような儀式的な感覚になります。 そして、帰り際に、ご住職から「もう浅草は周られましたか?」とお言葉をかけてくださいました。 「いえ、これから参ります」とこたえると、浅草九寺の地図をくださいました。 iPad ...

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【第一番】高野山東京別院。

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高野山への参拝を控え、心高ぶる3月下旬。 高野山について調べていると、なんと東京に別院があることが判明。 これは、高野山の弘法大師にお会いする前に、ご挨拶せねばと思い、足を延ばしてみることにしました。 泉岳寺から民家を抜けつつ歩くと、東京のお寺にしては広い境内をもつ高野山別院。 お彼岸の中日にもかかわらず、人はかなりまばらな様子で、とても静か。 キレイにコンクリートに舗装整備された境内は雰囲気に若干かけるものの、 清潔感があって気持ちがよいです。 まずは、本堂。 格子の扉を開けると、薄暗いなかに、ロウソクの灯火とお線香の香り。 特に大きな仏像があるわけではなく、奥にひっそり佇む大日如来。 扉の先のこの空間は、まるで時が止まっているかのような、すこしピリッとした雰囲気。 でも、この心地よい空気感が日頃の世俗にまみれ ...