重厚な山門が、かなり入りづらい雰囲気の…龍福院。
こちらは、木版浮世絵師の最後の人と言われている「小林清親」氏のお墓があります。
美術史にまったく疎いわたしは、分からず…。
結構、いろんな大学や美術館に作品が展示しているようです。
江戸末期〜大正にかけての浮世絵なので、明治維新以降の近代的な建物などが表現されてるのが、浮世絵のなかでは斬新なかんじがします。
しかし、せっかくここまで来たのに引き返すわけにはいかない!
そーっと門を開けて、中に入ると…やっぱり不審がられました。
御府内めぐりをしている旨を伝えると慣れているのか、すぐに対応してくださいました。
あまり歓迎されていない様子でしたが、わたしも元々は寺族なので気持ちはよくわかります。
瓦葺きの屋根とてっぺんの塔は、すこし中華風の本堂。
やはり中国仏教の影響は色濃く残る真言宗だからでしょうか?
建物を眺めつつ、本堂の外からお参りを済ませ、早々にこちらを後にすることに...。
江戸御府内八十八カ所巡り、各寺院の方々にご協力して頂けるからこそ、できること。
そのことに感謝することを忘れてはいけませんね。
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